「そういう事からだったのか…。)」
と、自分でも不可解な欲求の原因が、ようやく分かった気がした。
荼毘にふされる前まで、ずっと、「祖父に触れたい」と
感じていた。
なぜそんな事を感じているのか、
もし好奇心とかそういう類なら、なんて自分は不謹慎なのだろうと、
ずっと思っていた。
でも、それがなぜか、ようやく分かった気がする。
自分の中で、祖父が亡くなったという事が、どうしても=(イコール)に
なりえなかったのだ。
だから、心のどこかから「触れれば納得できるのでは」という気持ちが
沸いていたのではないだろうか。
(今回は、正式(?)に触れられる機会が無かった事もあり。)
いまだに、自分は祖父の亡くなった事がうつろで、確定されていない。
自分を無理やり納得させる為の「自分の心の中で生きている」ではなく、
本気に頭で理解できないで居るのだ…。
(骨を拾っても。)
やはり、無礼であったかもしれないが、少しだけでも触れさせたもらえばよかっただろうか。
それとも、てんぱってるこの頭が、少しでも冷静になれば、
分かってこられるだろうか…。
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