自分のいるところは、しつこいようだが、田舎だ。
物質的(?)にも精神的にも。
今日、たまたま目にした番組で、
『遺産相続』の話をやっていた。
そんで思い出した。
先日、我親がケータイで話していた内容…。
(別に意識して聴こうとしてたのではなく、声がでかいのでいつも聞こえる。うるさい。)
どうも我親の父親(つまり私から言う祖父)の話をしているらしく、
ちょっと前に渡された文章の事を兄弟と話していた模様。
自分がいなくなった場合の遺産の譲渡に関するやつらしい。
(まあ、ここらへんから、かなり自分も”聴こうとしていた”ところもあったけどwイヤラシイ)
4人兄弟で、(割分は)歳の順と…。
と、その時はあまり気にしていなかったが、
今日のテレビ番組を見て、思い出したが、遺産の相続って確かに
基本的には子どもには等分なんだよな。
生まれた順とかじゃなくて。
そして、性別とかじゃなくて…。
同居している長男の嫁さん(長男と言ってなくてその嫁名指しのところが祖父らしいw)に
多く渡したいという祖父の意向はわかるが、
それ以外のところが…気になった。
たんに年功序列ではなく、男子優位なのだ。
長女よりも(年下の)次男の方が割分が多い。
歳の順というだけでも問題(?)あるのに、
男女でも祖父の中では区別がはっきりとされているのだ。
長女さんも次女さんも家を出ているから(嫁に行ってるから)という
考えだから(割分が少ないの)だろうか…。
だったら、もし、次男が婿入りしてたら…長女からの年功序列の割り分に
したのだろうか…。
祖父は「女がそんなことをするもんじゃない。」と言う様な人だった。
(まだ元気で生きてるけどね。)
多分、次男が婿入りしてても(それを許したかどうかもわからんが)やはり
男子優位に並べたのだろうと思う…。
祖父はべつに、女性に優しくないとかでは無いのだが、
意識的にはやっぱり「男優位」「女は男につき従うもの。」なのだろう…。
自分が「男だから・女だから」という事に少しばかり過剰に感じ入るのは
こういう環境に育ったからというのもあるんだろうな…。
ここよりもちょっと都会な所に住む友人に以前意識過剰なんじゃないかと
言われたことがあったのだが、ちょっとなるほど。
自分の両親がそういうところで意見の相違が激しいので(片方は田舎育片方は都会育)、
ずっとそういう環境にさらされつづけているんで、
おもきっきしコンプレックスになっとるんだな。んで、意地になっとる。と。
確かに、そんな環境にない人間からは分からん事だろうな…。
差別は実際に受けてみないとわからんと言う。
ほんと。かわっとらんよ、日本はまだまだ。