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サイトjunktriggerのブログ。 レギオルの勝手気ままな手記をつづる…。
July / 21 Mon 14:11 ×
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September / 12 Sat 03:00 ×

今日はちょっとだけ複雑な気持ちになった話。

自分の描く絵が売れるものなどではないという事を自覚した上での話だが
自分の絵にもし誰かが価格をつけてくれたとして、
それがもし高額になってきたりした場合…
自分もやはり絵に対する考え方(向かい方)が変わってしまうのだろうな…
という事。

こういう話は時々ここで漏らしてはいるのだが、
今日は友人と話していて、それを少々印象深く感じた。


友人は絵を「金のため」に描いている。
そして自ら「どれだけ効率的に、楽に、簡単に描いて稼ぐか。」という事を
話していた。

その友人、自分も絵が上手いと前から思っていた。
しかし、こんなにも絵に対する考え方が違ってきているとは思っていなかったので
ちょっとショックを受けた。

友人の考え方はけして間違っては居ない。
むしろ自分のほうが正しくは無い。
自ら一人では身を立てられないくせに、その最低限の稼ぎもせずに
口だけ言うのは人として恥ずべき事でもあろう。

ただ、そんな自分が「絵が上手い」と思っている友人が、
自ら絵の質を落としかねない事をしている、いや、せざるを得ない状況にある
という事が、ちょっとさびしい。

実際、その友人の思うとおりで、
少しでも「効率的、楽に、簡単に」という工夫をしなければ
採算は素人ではまったくもってとれない(合わない)。
つまるところ、必然的にそうせざるを得ない状況な訳で。
(友人は趣味で金にしようとしているのとは違う。)
(いろんな求職(普通の職に)はしているが無いし、受けても受からんらしい。)


もう一つ、何事も、お金という基準に変換される時、
それが「そのもの」の価値より価値基準の「差」としてみてしまうという事も
起こり得る。

例えば、1万円の絵と5万円の絵。
それらの内容がたとえまったく違っていても、値段がつけられた時点で
5万円の方が「良い絵だ」と”評価された”と感じてしまう。という事。

内容が違ったり、ジャンルが違ったり。
お金に変換される前(お金で評価がつくまで)は比べる事の無い事でも、
一旦同じ基準に直されると、一気に見え方が変わってしまう。


そして
その2つが重なった時、
絵は「より楽に」「より高値になる内容を」という方向に行ってしまう…。
絵を描く意味や自分の意志を失って。


友人はそういうことを身に長く感じてきている為に、
よりそういう絵の取り組み方になっているのだと思う。
基礎もデッサンも上手さもそこでは関係なく、
「流行の」「好まれる内容」で”ありさえすれば”値段がつく。
そこに、「がんばり」とか「こだわり」とか、
そんなものは持つだけムダ…というか、持てば裏切られるだけ。と。


自分はやはり、そういうところ(世間に近い所)には
身を置かない方がいいのだろうなと…そんな風に感じた。
自分は周りに左右されやすいというか…邪念が強いというか
意志が弱いというか。


絵にかける時間とか手間、そういったものを
金とかそういったものに一瞬も惑わされず
絵をよりよくする為と…、
そして他との比較ではなく自分の絵自体をどうしたいのか
それだけを思って描いていたい。

よく、「趣味は仕事にしない方がいい。」という話を聞くが、
つまりはそういうことを言っていたのだなと(あらためて真に実感)。
自分のスタイルを変えずに貫き通す事が「仕事」になると
そうとう難しいことなんだなと。
いや、仕事というところでも自分のスタイルはある程度保てる。
やっぱり、金。カネ(いまや生きる為に必須なもの)が
身近に感じるような状況にこだわりたいモノを置くべきじゃないって事。

本当に自分の信念を通しつづけるには趣味に徹するか、隠遁生活に入るか…。
(…それか、天才か。周りを全く意識しないくらい常に集中できる才能。)

自分は本気に隠遁に入りたいくらいなのだが、
「ゲームが好き」とか「音楽が好き」とか言ってたら
だめだなー…隠遁は出来んばいね。

でも
そういう「雑念一切」を排してくれるのが…
音楽だったりも、するんだな(^^@)。

トリスメギストスは必須。絶対!!

とりあえず、
今回のはとてもいい勉強になった。
描きかけのものも含め、残りの分が一旦描き終われば
早めに抜けよう…。

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