今日の『旅のお供』作戦は成功。
『「終わらせねばならない絵がある」友人の絵を終わらせる。』
その絵一枚だけでなく、もう一枚途中だったという絵も終わらせられる。
「やっぱり人がいると違うね。」と友人。
う~む。役に立ててもらえたようでよかったよかった。
また次もよろしく頼まれた(^^;)。
こちらとしても、実はかな~り収穫が!!(わい)
この友人宅にはご家族の仕事柄、私としたらヨダレもんの資料が
あったりする。(そういえばそうだった。)
古い本に使われていた挿絵の画集とか!
友人が「こういうの好きだよね。」と持ってきてくれたのだが。
古いって戦前の本の挿絵だし、
その画集もとっくに廃盤(本の場合はなんていうんだっけか)
歴史資料館などにあっても全然おかしくないような本を見せていただいた。
(個人的には、手袋しなくて良いのだろうかと思ったくらい…^^;)
あ?女の子の資料見に行くんじゃなかったかって?
どうせだれも自分にかわゆい女の子絵なんて期待してないしw
(一応そういう絵も見せてもらいましたですよ。)
こっちの方が価値大ですよ。奥さん。(誰が奥さんやねん)
一種(二冊)は題材が赤穂浪士とか源平合戦とか、
そういうのの絵で、絵の感じが浮世絵とか、そんな流れのような感じ。
しかし、ポーズ、画面配置、等身など、ヨダレ出そうなくらいめちゃイイ!
(「しかし」というか、浮世絵等も自分大好きだが。)
もう一種は昔の雑誌(少年誌少女誌)に使われていた挿絵の画集で、
その中に、自分が大好きな方の絵がっ!!
伊藤彦造さん。まさか、予想もしていなかった状況で
この方の絵にお目にかかれるとはっ!!
(もう、この時点で「女の子絵」の事なんてどこか彼方へ吹っ飛んでいる。)
自分、この方の絵は昔新聞で載っていた小さな記事で見かけて、
「うを!めちゃイイ!」と思った方で、
この方の画集とか手に入るのならば出来れば手に入れたいものだと
思っていた訳で。
(とはいえ、ちゃんとまじめに探していなかったので、)
(自分はこの方の資料は一つも持っていないのだが…。)
(ちょっと高そうなイメージあるしな…^^;)
ぜーひ資料としてサンプル(複写)を頂きたいっ!と思ったが、
それはまた後日という事で。(今回は時間的にムリだった。)
今回はせめて一枚くらい手習いを…。
と思ったのだが、どうも友人の私を見る目が
「あれ?確か途中だった絵をあなたも仕上げるって事だったよね?」
と言ってしょうがなかったので(笑)、
まずはそちらを上げる事に。
自分、色を塗るのはとても遅いのにな…と思いつつも、
一応、そちらを終わらせ、
その後、昔やった5分間クロッキーのように(実際時間はもう少しやったけど)
一番気に入った一枚だけ。
友人はさっさと2枚仕上げ、逆に待たせる形になってしまっていたので、
さすがに仕上げまで描く事は控え、
”あたり”だけ描いて、後は自宅で自分勝手に線を入れたので、
実際のものとはたぶんだいぶ似付かぬものになってしまっているが。
(実物のほうは言うまでも無く全然かっくいいですよ。(比べるなんて失礼だがね))
こういう絵、個人的には残してほしいなと思うんですよね。
浮世絵系の絵とか、伊藤さん系の絵とか。
確かに、古い(古い匂いのする)絵ではあるとは思うのですが
今の流行の絵(イラスト)みたいな色っぽさとかは無いかもしれないが
ちがう美しさや色気があると思うのですよ。
ちうか、こっちの方がかっこいい!と思ったりするのですよ。
(それこそ、比べては失礼かもしれない…。)
表面(上っぺりな)だけの画力でない、
地の画力に裏打ちされた、確立された絵。
だから(自分は)魅せられる…。
何事にもスピード(『成果』とか『即戦力』)等を求められる事の
多いような今の世の中の流れには不向きな考え方かもしれないが…
「かわらず良いもの。」というものの方が 私は好きだ。