最近、(作業中の)目の高さに飛ぶ羽虫(蝶か蛾だと思うが)が
よく目に付く。恋の季節ってやつか。
人間、空を飛ぶ事は高等技術を要する。
そういう機構を作るだけで激難だし。
彼ら彼女らはそんな事なしで、
地を這う幼虫から成虫になって、何事も無かったように
飛び回りやがる。
こう言っては虫たちに大変失礼だが、
複雑な脳を持ってるわけでもない…。
それなのに。
(あれ?昆虫って「脳」という器官はないのだったっけ…。神経?)
そうなんだよな。
生物、どれが高等かなんて実際は無いんだよね。
しかし、他の種と同じ事をするという事が、どれだけ難しいか。
他と同じである必要は無く、多種である事の方がむしろ良い事なのだろうが、
人間、憧れとかなんやらで、その「他者」のようになりたいと思っちゃう。
自分も、「あのようになりたい」という願望はある。
しかし、時に、「構造自体が違っちゃってて、到底無理なのでは…。」
と思うことも。
絵の才能とかセンスってのも、そういう部分があるんじゃないかなあ。と。
努力によって「近づく」ことまではできるかもしれないがね。
まあ、その「憧れ」ってやつが人間を動かす一つの原動力となっているのだろうけどな。
「好奇心」と「憧れ」。知識欲。そして(くさいと言われるかもしれないが)
愛だな。
その欲求、失いたくないね。
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